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「悪玉」を減らすため、寺本教授は「和食中心の食事にし、適度に飲酒を控えること」と
アドバイスする。揚げ物など脂肪分の多い食べ物を取る量が自然と減ってくる。
昼食などで丼ものを食べるサラリーマンも多いが、食べる量を7割程度に抑える。
しばらくは空腹に悩まされるが、「1〜2週間我慢すると満腹中枢がリセットされ
気にならなくなる」(寺本教授)。「悪玉」が多い状態が10〜20年続くと
動脈硬化になるとされている。
健康診断で「黄信号」がともった人は、あわてずに生活改善で「悪玉」退治に取り組むことだ。
(合田義孝氏)
(日本経済新聞 2007年8月12日 記事引用)
◆脂質異常症の診断基準
☆LDLコレステロール→140以上
☆HDLコレステロール→40未満
☆中性脂肪 → 150以上
上記のいずれかに該当
◆動脈硬化のリスク別管理目標値
危険因子=6項目
@年齢(男性=45歳以上、女性=55歳以上)
A高血圧
B糖尿病
C喫煙
D冠動脈疾患の家族歴
EHDLコレステロール40未満
◆危険因子の数=低リスク(0)LDL目標値=160未満
中リスク(1〜2)LDL目標値=140未
高リスク(3以上)LDL目標値=120未満
◆生活習慣改善が中心
心疾患の病歴ありLDL目標値=100未満
◆生活習慣の改善指導と投薬治療の併用
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